iDeCoと個人年金保険、どちらも老後資金のための積み立てだけど、どっちがいいの?
どういう違いがあるの?
そういった悩みを解決します。
・iDeCoと個人年金保険の違いがわかる
・自分に合う選択ができる
3分程度で読み終えますので、ご参照までにどうぞ。
iDeCoと個人年金保険の違い
iDeCoも個人年金保険もどちらも「老後資金を貯める」という目的は同じです。
では、違いはどんなところでしょうか。
(画像は、野村證券HPより引用)
以下4つのポイントを比較して、どちらが自分に合っているかを考えましょう。
- 所得控除
- 運用方法
- 受取額
- 注意点
それぞれ見ていきます。
①所得控除
iDeCoは拠出分が全額控除されるというのが一番のメリットです。
さらに、iDeCoは運用して利益が出ても非課税となります。
それに対して、個人年金保険は一部控除となります。
所得控除の面から言うと、iDeCoの方がいいのは一目瞭然です。
※少し話がそれますが、年末調整の際、iDeCoと個人年金保険はそれぞれの控除欄に記入できますので、両方加入している方はそれぞれ控除が受けられます。(控除額は上記表を参照)
②運用方法
iDeCoは加入者が運用するので、多少の知識があるほうが向いています。
無くてもお任せできる商品もありますが、商品を選ぶのは加入者ですので、知識がある方がいいです。
それに対して、個人年金保険は保険会社が運用していますので、知識がなくて不安な方におすすめです。
③受取額
毎月拠出するので、受取額は気になりますよね。
iDeCoも個人年金保険も、商品によって受取額が異なり、どちらも運用次第で増減します。
④注意点
iDeCoの注意点4つ。
・60歳まで引き出すことができない
・50歳以上で始めると、60歳から受け取れない場合がある
・各種手数料がかかる
・運用結果によっては元本を下回る場合がある
個人年金保険の注意点2つ。
・途中解約をすると、払込済の保険料を下回る
・商品によってはインフレに弱い
併用もできる?
もちろん、iDeCoと個人年金保険の両方に加入することもできます。
上記で書いたとおり、iDeCoは拠出する全額が所得控除になるので、個人年金保険と併用する場合は、iDeCo>個人年金保険の割合で運用するといいでしょう。
まとめ
まとまると以下のとおりです。
- iDeCo : 全額所得控除できるため、所得が高い人の方がメリットが大きい
- 個人年金保険 : 金融商品に詳しくない初心者向けで、気軽に始めたい方にもおすすめ
将来計画や自分の性格に合わせて選びましょう。
どちらも「老後資金を積み立てる」ため、早めに開始するほうが期間が長くなり負担が軽くなります。
おススメのiDeCo金融機関については以下で解説していますので、ご参照ください。
→初心者におすすめのiDeCo金融機関は?企業型拠出年金から個人型拠出年金への移換
個人年金保険については、以下をご参照ください。
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参考になれば幸いです。